シーン1


6人テーブルで、ポジションはUTG。
| 【スタック】 | |
| UTG | 24BB |
| MP | 10BB |
| CO | 5BB |
| BTN | 6BB |
| SB | 18BB |
| BB | 13BB |
プリフロップ

ポジションは悪いけど、AToなので2BETでオープン!

FOLD

FOLD

FOLD

FOLD

4BB RAISE!

まぁ、ここはコールか。
レンジとしては、ポケットかAT、KJあたりか。
フロップ



4.9BB BET!

うーん・・・。かなり強気だなぁ。ブラフな気もするけど、最悪6ポケでヒットしている可能性もあるからなぁ。ここはフォールドかな。
FOLD・・・。
AI評価
プリフロップでの「コール」はかなりグレーゾーン。短いスタック構造では、対4ベットに対しては「5ベットオールイン(リシェーブ)」か「フォールド」を基本に考えるべき場面が多い。フロップでのフォールドは妥当性が高いが、プリフロップでの意思決定を再検討すべき。
プリフロップ評価
A Tはオープンレンジでは標準的に含まれるが、対4ベットにコールするかどうかは「相手の4ベット頻度」「スタック深度」「ポジション」に左右される。24BB対13BBの構造だと、BBの4ベットは実質的なショートスタック圧(リシェーブレンジが広い)を意味するため、UTGのコールはリスクが高いことが多い。
合理的選択肢:
- 5ベットオールイン(リシェーブ) → 相手の4ベットがブラフ寄りなら有利、コールされてもハイカードとスートで勝負できる。
- フォールド → 相手の4ベットが強いレンジと読むなら最もEV優位。
- コール → 相手が幅広く4ベットしているメタなら許容されるが、ポストフロップで不利になりやすい(SPR低いが相手主導でプレッシャーかかる)。
フロップ評価
フロップはミドルペアボード(7-6-7)。UTGのA Tはこのボードで明確にショートハンド(ノーヒット)であり、BBがサイズ4.9BBでベットしてくる局面は非常にポストフロップでの圧力が強い。
UTGがコールしていたとして、ここでフォールドした判断は妥当。ノーヒットで相手が攻めてくるならコールで残る理由は薄い。特に相手のスタックが短く、ベットは多くの場合プレッシャー(ショートスタックのアグレッション)として機能するため、フォールドは現実的でリスク管理に合致する判断。
実戦的な推奨と改善点
- プリフロップ戦略調整
24BBあるとはいえ、対4ベットのコールは慎重に。A Tのレンジは「スリーブ(リシェーブ)かフォールド」の両択に重心を置くべき。特に相手が13BBならリシェーブでプレッシャーを返すのが最も単純で効果的な選択肢になる場面が多い。 - フロップ方針は妥当
ノーヒットで相手が明確に攻めてきたらフォールドでOK。無理に残る必要はない。 - サイズ設計と相手の読み
テーブル全体が浅いスタックなら、プリフロップの“オールインレンジ設計”をより広めに持つことで長期EVが上がる。逆に相手が頻繁に4ベットでブラフを混ぜるメタならコールが許容されるが、これは相手依存の調整である。



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