シーン1

3万点から2万6千点に減らして迎えたハンド。
6人テーブルのポジションはCO。
| 【スタック】 | |
| UTG | 79BB |
| MP | 77BB |
| CO | 65BB |
| BTN | 82BB |
| SB | 64BB |
| BB | 78BB |
プリフロップ

FOLD

2BB RAISE

AKsでレイズしても良さそうだが、あまり強さを見せつけるよりはCALLで抑えよう。
CALL!

FOLD

FOLD

FOLD
A♣K♣はCOで非常に良いハンド。MPのオープンに対してコールは標準的でレンジに合致する。
ポジション差とスタック深度を考えると、コールでポストフロッププレイに持ち込む選択は妥当。攻撃的な3ベットも候補だが、コールで幅広いターン・リバーラインを残すのは理にかなっている。
フロップ
■ボード



■手札


CHECK

Kヒットでキッカーは最強。ここは30%程度のBETだ。
2BB BET

CALL
フロップ 4♥ K♠ 6♣ であなたはトップペア・トップキッカーかつバックドアクラブを持つ強いハンド。ここでの2betはバリューとブロッカー的役割を果たす正当なサイズ選択。
MPのコールは広めのレンジ(Kx、セット、ドロー、ブラフ混合)を示唆する。CBに対してコールで残る判断は、SPRを保ちつつターンでの展開を狙う上で適切。
ターン
■ボード




■手札


CHECK

ここは強気に4.5BB BET

CALL
ターンでの追加ベット(4.5bet)は、フロップの継続ベットを踏まえた積極的な圧。トップペアでさらにバリューを取りにいくラインとして良好。
MPがコールで残ったことは、Kxの弱いもの〜中堅、セット、あるいはポットコントロール目的のレンジを示す。ここでのCOのサイズは相手を試す上で合理的。
リバー
■ボード





■手札


CHECK

引き続き5.5BB BET

FOLD
20BBのポットをGET
MPのチェックからのフォールドは、MPがショーダウンで負けたくないコントロールレンジ(弱いKx、セミブラフなど)を多く含んでいるため合理的。MPがコールする頻度が高ければ、このリバーは更にバリューを取りに行けるが、実戦ではフォールドで正解となる場面も多い。
MPのレンジ読みをもう一段深める(リバーでのチェック頻度、ドローミスのブラフ頻度、セットやミドルペアのスロープレイ有無)で最適サイズが決まる。
シーン2


3万点から2万6千点に減らして迎えたハンド。
4人テーブルのポジションはUTG。
| 【スタック】 | |
| UTG | 14BB |
| BTN | 10BB |
| SB | 31BB |
| BB | 13BB |
プリフロップ

A7oだが、終盤なのでオールインも辞さないつもりで3BBでオープン

FOLD

CALL

FOLD
A7はUTGオープンに含められるが、ショートスタック化で「オープン=事後プッシュの可能性」を常に想定する必要がある。
テーブル構成上、SBのコールが入るとポストフロップで厄介な展開になりやすい。
フロップ
■ボード



■手札



CHECK

ここは強気にいかないと、ブラフもきそう。3BB BET!

CALL
ターン
■ボード




■手札



CHECK

引き続き3.5BBのBET。弱いところは見せられない。

14BB RAISE!

くっ!しかし、この終盤。ノーヒットもあり得る。ここはもうオールイン!!
SBの14raiseは非常に示唆的なサイズで、セット(44)や強いミドルペアを多く含むレンジを強く示唆する。極端なブラフ比率が高いテーブルメタでなければ、このサイズは強ハンドのシグナルとして重く受け取るべき。
UTGがここでオールインに踏み切るラインは、相手が頻繁にフォールドする読みが無ければ期待値が低い。A7のショーダウン勝率は低く、コールされれば苦戦する構図。
■相手の手札

読み通りヒットはしていないが、ストレート・フラッシュドロー。
リバー
■ボード





あえなくストレートを引かれてしまって敗退。


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